あきらめネットblog

「平和をあきらめない人々のネットワーク・福岡」のblog
<< 7.8路上から憲法を問う集会・デモ(13) | main | 福岡市がオリンピック国内候補地に選定されなかったこと >>
テポドン発射を考える
テポドン発射を考える          脇 義重
「主権国家の当然の行為だ。」7発のミサイルが日本海に向け発射された後、北朝鮮政府はこのように発表し、正当性を強調しました。国際政治上の駆け引きとはそういうものか!と思いました。北朝鮮について言われることは「国民を飢餓な追い込んでおきながら、軍事を優先している。」などの批判ですが、米国こそが世界第一位の軍事優先国家です。厖大な軍産複合体を背景に、国内問題を放置して、常に対戦国=侵略相手国・勢力を創造しては軍事的に叩いてきました。米国を交渉の場に引きずり出すためには、ミサイル発射という賭けにでるしかないというのが北朝鮮の立場だと言われています。確かに、今回のミサイル発射のような日本や中国、ロシアに関係する国際的な問題とならない限り、米国は北朝鮮を相手にしない、国家消滅の危機にも手を差し伸べないのが、現実なのでしょう。
「米国を交渉の場に引きずり込みたい。」との北朝鮮のミサイル外交はその都度展開を得てきたようです。不思議なのは、朝鮮戦争の一方の当事者北朝鮮が休戦から終戦協定に向かいたい、そのための米朝会談を求めているのに、米国が応じる姿勢を示していないことです。米国は朝鮮戦争を終結したくないと思っているようです。戦争を終結させると韓国にある基地・兵力を撤去・撤兵しなくてはならないからです。そういう事情のもと、ブッシュ大統領が北朝鮮を「ならず者国家」規定する以前から在韓、在日米軍は常時臨戦態勢に入っています。今回のミサイル情報も米軍からもたらされました。米軍は国際紛争を拡大するために日韓に駐留しているかのような印象を受けますが、韓国では米軍基地に対する闘いが前進しています。一方日本では先制攻撃でミサイル発射基地を叩くのは自衛権行使だと暴言を吐いた政治家がいます。自衛権行使という名の戦争なのですが、日本外交の路線を「日米同盟」から善隣友好に転換しない限り、東アジアの平和は砂上の楼閣・幻夢と化し、日本国憲法を壊し「戦争国家」に引きずり込む政治家の発言は続くでしょう。

2006年8月7日通信「アキラメねぇっと」#18より
| 脇 義重 | 通信 | 19:08 | - | - | pookmark |
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ カウンター
ブログパーツUL5
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE